どうも、ユウトです。
今回は、経営者やリーダーとして
組織の人材を育てるときに
大切になる事についてです。
この方法を知っていると、
あなたは
ただ優しいだけでなく、
本当の意味で相手を
思いやったリーダーに成れます。
さて、
リーダーが直面する最も
難しい課題の中の1つが、
部下がやっては行けないことを
した時にどのように対処するか。
だと思います。
例えば、
今日は大切な事について
議論が行われる予定だとします。
ミーティングの場所は、A会議室。
11時から15時までを予定しています。
その話しあいの内容は、
組織の目標を変えるか
どうかにしておきましょう。
分かりやすい例で言えば、
「甲子園を目指すか
地方大会ベスト4を目指すか」
です。
とても、大切な内容ですよね。
組織全体が影響を受ける重たい議論です。
リーダーのあなたは、
みんな議論しやすいように
徹夜で資料を作ってきている事でしょう。
あなたは、ミーティングの場所を整え、
配布物を配り後は
開始時間を待つだけに成りました。
メンバーもぞろぞろと集まってきます。
開始時間5分前。
1人だけまだ、
来ないメンバーがいます。
そのメンバーは、
組織で最も頑張ってくれている人で、
最も信頼のおける人物。
つまり、あなたの右腕だったとします。
あなたは、
すこし焦りといら立ちを
感じているかもしれません。
開始時間 11時になりました。
まだ、その一人は
ミーティングの場所に顔を出しません。
さて、
あなたならどうしますか?
もちろん、その遅刻して来た人の
状況にもよって
どうするか変わると思います。
昨日、資料作りを
彼も頑張っていたのかも知れません。
メンバーから
相談を受けていたのかも知れません。
今回が、
初めての遅刻だったかもしれません。
議題の無いようにもよりますが、
一度目で怒鳴りつけるリーダーは
あまり居ないのではないでしょうか。
しかし、
これが2~3度続いたら
どうしますか?
ただの遅刻癖であれば、
がつんと怒鳴ることもできるでしょう。
しかし、実際には体調不良を
訴えられたりしませんか?
上でお伝えしたのは、
私が実際に体験した内容です。
当時の私は、
「優秀な大切な仲間を失いたくない」
「頑張ってくれた結果、
こうなっているのだから仕方が無い」
と思って、
きつく注意することができませんでした。
しかし、
その後その人が遅刻をする回数は増え、
気が付いた時には、
その人以外にも、
遅刻する人が増えていました。
そして、
じわじわとですが、
組織全体に
「遅刻の文化」
が浸透していました。
切っ掛けは、1つの遅刻でした。
しかしそれがいつの間にか
組織全体に関わる問題
となっていました。
これは、
遅刻に限らず仕事や
活動の全てに当てはまること
だと思います。
もしこれが、遅刻ではなく
さぼりや小さな不正であった場合、
想像するだけでも
恐ろしいのではないでしょうか。
「重要な問題であれば、
すぐに叱れる」
に決まっている。
との声が聞こえてきそうですが、
テレビで放送される大手会社の
不祥事も最初は小さな
間違いだったはず
です。
それがいつの間にか、
習慣化し大きな問題となりました。
リーダーには、
頭では分かっているけれど、
いざ行動をとるとなると難しい課題
が数多くあります。
その内の1つが、
今回の記事のテーマである
「叱り方」です。
叱るというのは、
成長に欠かせない重要な事です。
ダメなことはダメと
叱る事はリーダーにとってだけではなく、
その人本人にとっても学びになります。
叱らない人を優しい
と言う場合もありますが、
本当に相手のことを
考えている場合、
人としてダメなことをダメと
言ってあげることこそ
大切な事で本当の優しさだと
思います。
逆に、叱られないと
「このままで良いんだ」
と思ってしまうのが人間です。
そして、
おこる事と叱る事は違います。
最近では、褒めて伸ばすというのが
注目されていますが、
正しい心理学を学んだ人であれば
あの手法が間違っている事を
知っているかもしれません。
心理学では、何か問題行動を
改善する時は確かに
「褒めて伸ばします」
しかし、それと同時に
問題行動は「叱って減らします」
これを理解せずに褒めるだけでは、
わがままな状態を作りかねません。
たしかに、叱るのは怖いですよね。
嫌われるかもしれません。
ですが、叱られた人は絶対に後から
叱った事に感謝してくれるはずです。
それでも、叱るのは怖いというあなたに、
叱っても相手に深い傷を与えず、
言ってもらって良かったと
思って貰う叱り方
をお伝えします。
その方法とは、
まず、
相手を立てる事です。
相手を尊重し相手の意見を
聞く姿勢を忘れては成りません。
その上で、感謝を表明した後に、
もっとこうしてくれると更に嬉しい。
と伝えます。
例えば、
「鈴木さん、
いつも頑張ってくれてありがとうね。
鈴木さんがいるから、
チームが明るく元気になれると思う。
それだけ影響力が強いんだ。
だからこそ、今後はもっと遅刻とかにも
注意して行く事で
人から慕われるだけでなく、
組織を良い方向に
引っ張れるリーダーになれる思うんだ。」
と言うような感じです。
否定ではなく、
受け入れ更に伸ばす事ができれば、
叱られた人は自分のためを
思ってくれていると感じる
でしょう。
そして、叱る時はできるだけ、
他の人の目が届かない場所で
伝えると良いでしょう。
みんなの前で
自分のできていない事を
言われて嬉しい人はいません。
いきなり、本番は難しいと思います。
まずは、あなたの右腕のメンバーが
ミーティングに遅刻して入って来たとき、
あなたなら何というか
考えてみてはいかがでしょうか。
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